広島県自然歩道(田口-地主平)
 
単独 2020.06.16 
甲田町下甲立下庄のR54Ⓟ(6:59/7:03)→男山神社参道入口(7:23)→大渡橋東詰(7:49)→余谷分岐(7:58)→宍戸隆家夫妻の墓(8:11)→湧永記念庭園入口(8:37)→糘地権現社(8:47)→土砂埋立地(8:57/9:01)→火の谷・下城線の峠(9:41)→336.1峰(高坪山)(10:04)→自然歩道折返し地点(10:23/28)→県64(地主平)(11:09)→地主橋(11:20)→三次境の峠(11:28)→船津橋南詰(R54)(12:06/25)→起点(12:52)
軌跡図
  この地図は、国土地理院の地形図を利用したものである。     歩行時間:5時間48分、歩行距離:20.2㎞

アルバム
広島県自然歩道歩き。今回は上甲立(かみこうたち)田口から粟屋町地主平(あわやまちじぬしだいら)までの甲立ルート。起点は、下甲立下庄(しもじょう)のR54Ⓟ。南にたどって上甲立の田口へ向かう。10分ほどで、旧ドライブイン飛脚の前。閉店されて7年、合掌造りの屋根がずいぶん傷んでいる。「飛脚むすび」や「よもぎ入りざるうどん」の定番メニューがよみがえる。ほどなく、左手の田園に白亜の建屋群が見えてくる。平成19年から10年間お世話になった湧永製薬の広島事業所だ。とてもなつかしい。お世話になった皆さんに感謝!長男山正八幡宮の扁額が架かる男山神社の鳥居を過ぎ、甲立古墳への市道に入る。県道4号甲田作木線へ出て、10分ほどで大渡(おおわたり)橋東詰に着く。これより、郡山からの自然歩道がはじまる。

甲田町下甲立下庄のR54Ⓟ(7:04)

旧ドライブイン飛脚(7:14)

湧永製薬㈱広島事業所(7:16)

男山神社(長男山正八幡宮)参道入口(7:23)

五龍城跡 甲立古墳分岐手前のR54より(7:29)

大渡橋東詰(県4)(7:51)
約600m先の余谷(よだに)川出合で、甲立高原・湧永庭園への市道に入る。分岐に「此処より五百メートル先宍戸隆家公墓所」の石柱あり。余谷集落でその墓所に寄り道。民家横の里道を上がった杉木立の中に、宍戸隆家(文禄元年(1592)没)と継室石見繁継の姉の墓があった。市道に戻って北上、余谷川の谷を詰めた鞍部峠の先に、湧永満之(わくながまんじ)記念庭園の入口がある。ツツジが咲き誇っており、バラやキショウブなども見ごろ、と思う。

余谷分岐(県4)(7:58)

宍戸隆家夫妻の墓分岐(8:03)

宍戸隆家夫妻の墓(8:11)

湧永記念庭園入口(8:37)
ひと上りして、右手に広がる甲立牧場は、メガソーラーへ変身中。地肌をあらわにした丘陵地に、工事車両が行き交っている。石炭火力や原子力に比べればはるかに良いけれど、自然歩道景観にはちょっと馴染まないかも。下甲立・糘地(すくもじ)線に合流して左に取る。すぐ里道(林道)が右に分かれる。これが自然歩道で、かどに糘地権現さまが鎮座している。softbank(旧ボーダフォン)電波塔に出会ってほどなく、北側の谷が土砂埋立地の鞍部峠になり、左右の隆起準平原へ平坦道が分かれる。右の里道のへりに「船木往還」の標識を見る。自然歩道はこっち。はじめは埋立地の法面が一段高く、水はけが悪いが、すぐ快適な道になる。左手(西)には、埋立地を間に置いて畜舎のような建屋群が見える。

甲立牧場跡に建設中の太陽光発電所(8:42)

糘地権現さまが鎮座する自然歩道分岐(8:47)

旧ボーダフォン(Softbank)電波塔(8:52)

土砂埋立地入口(9:01)

土砂埋立地(9:05)

土橋のような自然歩道(9:24)
分岐から約700m、下城への破線径分岐でふたたび船木往還の札を見る。かつての古道は、自然歩道として健在だ。さらに約750m、火の谷・下城線の峠を横切って北へ向かう。10分ばかり行ったところで、高坪山(336.1峰)への尾根道が右(東)に分かれる。この際寄り道してみるが、樹林に囲まれた平坦山頂の三角点は、若いマツ林の中に隠れていた。高坪山北西面に続く自然歩道に戻って約480mのところから、右(東)の支尾根へ下っていく。簡単に市道に合流するのもつまらないので、北の市境尾根(主尾根)をたどることに。荒れたところもあるが、踏跡は続いて、難なく中国自動車道南側法面の天端道に出た。北側の谷に横断カルバートがある。潜って上村(かむら)川を渡り、地主平の県道64号三次美土里線へ上がる。右(東)に約560m、地主橋で先の自然歩道(市道船津・地主平線)が合流する。高谷山越えの霧の里ルートは次回の楽しみにして、横断カルバート「三次30」を潜り市道を南進。

下城への破線径分岐(9:29)

火の谷・下城線の峠(9:41)

高坪山(336.1峰)分岐(9:56)

高坪山山頂の三角点(10:04)

自然歩道分岐(10:19)

自然歩道折返し地点(10:23)

中国自動車道南側法面の小段(11:03)

中国自動車道横断カルバート「三次32」(11:08)

地主橋北詰(11:19)

中国自動車道横断カルバート「三次30」(11:20)
三次境の峠を越えてほどなく、右に甲立牧場からの自然歩道を分ける。庄谷川に沿う市道を下ること約30分、船津橋南詰でR54に合流。もはや昼時、岩屋城跡(257.3峰)東麓の資材置場でお弁当を食べる。起点まであと2.2㌔、まっすぐな江の川沿いの道をポレポレたどればよい。

広島県自然歩道三次境の峠(11:29)

広島県自然歩道分岐(11:34)

船津橋南詰のR54合流交差点(12:06)

江の川(可愛川) 起点手前(北)のR54より
(12:50)