八国見山(やくにみやま)熊山(くまやま)
 
単独 2018.09.28 
八国見山登山口(口和町紙谷のR186待避所)(7:36/40)→登山径取付(7:44)→北尾根(8:11)→八国見山(8:30)→北尾根→R186へ下山(9:27)→起点(9:48/53)⇒大規模林道比和新庄線⇒比和町高谷の里道待避所(10:08/19)→林道南古頃線→峠(11:03)→熊山作業道入口(11:10)→稜線への取付(11:17)→熊山東峰(11:56/12:06)→熊山(12:27)→大ブナ(12:32)→熊山作業道(13:20)→林道南古頃線の峠(13:26/36)→起点(14:06/15)

軌跡図
                                                            所要時間:5時間53分、歩行距離:13.6㎞

 この地図は、国土地理院の地形図を使用したものである。

アルバム
庄原の里山歩き。今回は八国見山と熊山を訪ねた。はじめは八国見山で、大規模林道比和新庄線分岐(比和町紙谷)から北へ約280mのR186待避所に車を駐める。

八国見山 口和町宮内のR186より(7:30)

口和町紙谷のR186待避所
(7:43)
待避所南の民家の北側から、右手休耕田(畑地)への私道が分かれている。そーっと通らせてもらい畑地へ上ると、西側のスギ林の中に八国見山への道がある。谷沿い横手に400mばかり続いたあと、左手斜面に取り付いて八国見山の北尾根に上る。

七国見山登山口(7:43)

登山径取付(7:45)

登山径(7:49)

八国見山北尾根の径(8:12)
尾根径を左に取ると、八国見山の西面に回り込み、ジッグザッグ切り返しながら高度を上げて山頂に至る。ピラミダルな山容もさることながら、登山ルートもまた開聞岳のそれに似ている。平坦な山頂は、雑木に囲まれて展望はない。昔から信仰の山として崇められ、和銅年間(708-714)には延喜式内社の多加意加美神社(たかおかみじんじゃ)があったと伝えられる。そのころは、八つの国(備後、安芸、出雲、石見、伯耆、備中、伊予、讃岐)が見渡せたのだろうか。

八国見山北西面の横手径折返し(8:17)

八国見山山頂(8:30)
下山は、北面のバカ尾根を下る。はじめは踏跡があるが、次第に薄れてきて登山道に出合う。稜線道まであとひと下りだけど、面倒になって楽な登山道をたどる。まるでピストンというのもつまらないので、登山道分岐を右に見て稜線道を北にたどる。約20分(約740m)先の分岐ピークで、北東の支尾根の道を選ぶ。10分少々でR186に出て、八国見山を仰ぎ見ながらポレポレ起点に還った。

八国見山北尾根の分岐ピーク(9:14)

八国見山下山地点(R186)(9:28)
次は熊山、車で移動。R186を戻り、大規模林道比和新庄線に入る。甲之邑(こうのむら)、上古頃を経て、高谷集落の里道待避所に車を駐める。西に300mばかり辿った二俣が高谷バス停。右の林道南古頃線を上がる。林道は高谷集落の北を巻いたあと、山襞に沿って東の稜線へ高度を上げていく。道に荒れたところはなく、すこぶる良好。約40分で大鬼山と熊山の稜線峠に着いた。乗り越してすぐ、左に熊山作業道が分かれている。舗装林道は、この先も荒れることなく続いて、R186に合流している(後ほど車で確認)。

比和町高谷の里道待避所(10:19)

林道南古頃線の起点(高谷バス停)(10:24)

林道南古頃線の峠(11:04)

熊山作業道入口(11:05)
熊山作業道に入って約200mのところから、ヒノキ林の斜面に取り付いて稜線に上がる。乳下のササが茂るが薄く、踏跡もあって難はない。闊葉樹とヒノキが混交するササ尾根を約25分、広い平たん山頂の熊山東峰に着いた。樹林の山頂で見晴らしはない。南西に進路を取ると、15分で熊山の頂稜に渡る。北に向かうとほどなく、熊山の山頂に達した。こちらも展望はない。

作業道から稜線への取付(11:18)

熊山主稜線(11:35)

熊山東峰山頂(11:56)

熊山山頂(12:27)
三角点を証拠写真に収めて、北尾根へ下る。乳下のササは茂るが、微かな踏跡もあり、とても楽ちん。大ブナに出会えたりして楽しいのだけれど、このまま下って南古頃林道に出るには時間が足りない。なので、標高950mの地点で東にトラバースして、もとの稜線に戻る。あとは、上ってきたルートをピストンするだけ。うーむ、ちょっと心残り。

熊山三角点(12:27)

熊山北尾根で出会った大ブナ(12:32)