仏山(ほとけやま)
 
単独 2014.06.20 |
三井野原バス停(8:00/08)→林道小峠線起点(8:16)→作業道分岐(8:24)→主尾根取付(9:36)→1048.4m峰(佛山)(10:16)→仏山(10:57)→佛山観音菩薩洞(11:06)→962.2m峰(仏下山)(11:57)→作業道(12:34)→大畝(12:58/13:34)→仏山登山口(13:41)→林道小峠線終点(14:00)→小峠(14:31)→牛曳山登山口(14:38)→作業道分岐(14:43)→起点(14:55)
 
三井野原バス停(国道314号線)の南側に車を駐める。木次線の踏切を渡ってスキー場を抜けると、林道小峠線が始まる。8分計りのところで右に作業道が分かれている。仏山南東尾根(主尾根)の東側に付けられたもので、1048.4m峰近くまで上がっているようだ。夏草や灌木が茂っているところも多く、近時使われた様子はない。作業道入口から1時間計り上がると、崩場(つえば)があって、東にパノラマが展開した。此方に鈩山と窓山、彼方に岩樋山から稲積山にかけての山嶺を同定する。そこを回り込んだところで尾根に取り付く。主尾根には僅かな踏跡があり、容易に1048.4m峰に達した。三角点柱石がササの中にあるのはよいが、その傍らに倒れたキャビネットと冷蔵庫、そして鉄製のポールと架台フレームのようなものが建っている。何なんだ、これは。観測施設でもあったのかしらん。ちなみに点名は佛山である。目指す仏山には、そこから北西に1000m計り行ったところにある小ピークで南に転じて、250m計りダウンアップすると達した。腰下のササに覆われた闊葉樹林の山頂で、展望はない。南尾根にピンクのテープが続いて、これを辿る。200m計り下ると、懸崖となって切れ落ちており、右の急斜面を巻いて下に降りる。見上げると、見事な岩峰をなし、中段の洞まで虎ロープが付けられている。これが、日尊上人が経を納めたと伝える佛山観音菩薩洞のようだ。攀って洞の中を覗いてみるが、仏様らしきものは見えない。もう少し上にあるのかもしれないが、あきらめて下から遥拝する。ピンクのテープが尾根沿いに下っており、大馬木(おおまき)の小峠(ことうげ)地区からのもののようだ。来たルートを上り返して主尾根の小ピークまで戻る。北西に下り、962.2m峰(点名:仏下山)で西の枝尾根に入る。高度を少し下げると、ヒノキ、スギの植林地になって明瞭な踏跡が現れ、容易に作業道に出た。左に取って10分余りで開けた農道に変わり、前方に毛無山、伊良谷山の連嶺、顧みれば仏山の西面が広がる。大畝(おおや)地区に降りて、吾妻山から牛曳山にかけての連なりと、赤い甍が映える田園の景色を眺めながら昼食をとる。満ち足りて小峠越えの道を辿る。500m計り行くと左に作業道が分かれて、佛山観音菩薩洞登山道入口と書かれた標柱が立っていた。その斜め向かいに小峠公民館がある。さらに小峠川沿いの道を1㎞余り上がったところに、大馬木地区の浄水場があり、ここから林道小峠線になる。だんだん勾配はきつくなり、汗だくになって峠を越える。峠の呼名は小峠だが、大した峠である。5分計り下ると、右手に牛曳山への道が分かれていた。さらに5分で見覚えのある作業道分岐に至り、よく手入れされたスギ林の中をひと上りして、三井野原高原に還った。
アルバム

三井野原バス停(8:08)

作業道分岐(八川水源の森入口)(8:24)
   

主尾根取付(9:36)

1048.4m峰(佛山)山頂(10:16)
   

仏山山頂(10:57)

観音菩薩洞(11:08)
   

962.2m峰(仏下山)(11:57)

亀ヶ市東の作業道(12:34)
   

仏山 作業道入口近くの農道より(12:49)

伊良谷山、牛曳山 大畝地区より
(12:59)
   

仏山登山口(13:41)

小峠(14:31)
   
出会った草花 

ヤマアジサイ(山紫陽花) ユキノシタ科 

ドクダミ(蕺草) ドクダミ科

ササユリ(笹百合) ユリ科 
   

ママコナ(飯子菜) ゴマノハグサ科

ニワトコ(接骨木) スイカズラ科

トリアシショウマ(鳥足升麻) ユキノシタ科
     



軌跡図 
                                                   所要時間:6時間47分、歩行距離:16.4㎞