県境尾根(飯南町小田(いいなんちょうおだ)高野町高暮(たかのちょうこうぼ))
 
単独 2014.06.01 
もりのす(島根県県民の森)(7:28/34)→ふるさとの森入口(7:41)→土打橋(7:51)→立石橋(8:41)→木霊堂(9:01)→林道峠(9:29)→林道分岐(9:33)→林道峠(9:37)→784.2m峰(10:07)→800m峰(10:38)→904.5m峰(11:48/55)→841m峰(12:21)→峠(13:05)→木地屋展望台(13:52)→指谷山(14:00)→木地屋展望台(14:06)→(木地屋Aルート)→登山口(14:39)→起点(14:41)
 
飯南町ふるさとの森「もりのす」の駐車場に車を駐める。6月初めなのに好晴の週末とあって、キャンパーや「もりのす」宿泊客の姿が散見される。小田川左岸の道路(林道小田線)を500m計り下ると、右の谷に山野草園やきのこ園がある林道才谷線が分かれている。さらに440m計り下ると、左の谷に林道土打線が分かれている。谷に架かる土打橋を渡ったところが林道小田線の起点で、ここから下は飯南町の里道になる。奥小田、小田の集落を過ぎて、小田川が大きく曲がったところろから、立石集落への道が左に分かれる。立石谷の林道を辿り、県境尾根に上がる。途中に立石宇津尾造林五十周年を記念して、木霊堂と名付けられた小屋が建っている。林道は峠を乗り越して宇津尾谷に下り、180m計りのところで左岸尾根に上がる道が分かれていた。峠からスギ林の斜面に取り付いて稜線に上ると、踏跡があり、ひと登りでササに覆われた782.4m三角点に達した。その先は、概ね広島県側が闊葉樹、島根県側がヒノキ、スギ林で、樹下のササは薄く、踏跡明瞭といった状況。難なく904.5m峰に達するが、こちらの三角点もササの中。ルートに難はないが、30℃を越す猛暑の中で、見通しのない樹林の尾根を辿るのは愉しくない。841m峰の北東稜で小さな岩塊に出合い、ようやく昼食場所を得る。道中まとわりついていた虫は、なぜか遠ざかって、林間に鳥の声を聞きながら一息入れる。841m峰から先は素敵なブナ林帯になり、樹間越しに指谷の田園が垣間見えたりする。820m峰との鞍部には峠道があり、島根県側は林道土打線に通じ、広島県側は細い径が指谷地区に下っていた。ここからが島根県県民の森の「指谷山ゾーン」のようで、尾根筋には登山道が整備されている。もはや、アップダウンの多い行程と、暑さにバテ気味。立派な道があるといっても、なかなかの急坂である。ぜーはー言いながら、ヨレヨレになって木地屋谷展望台に上がる有様。展望台とは名ばかりの休憩所であるが、南面が少し開けて、船山の山体が見える。この際、指谷山まで足を延ばす。400mに満たない距離を長く感じること。指谷山の山頂に立ち、北東に大万木山、南東に船山や八国見山(やくみやま)などを同定する。木地屋谷展望台に戻って、木地屋Aルートを下る。ブナ林の中に付けられた遊歩道は心地よく、30分余りで森の宿「もりのす」前の芝生広場に降りた。
アルバム

森のホテル「もりのす」の駐車場(7:32)

土打橋(7:51)
   

木霊堂(9:01)

林道立石宇津尾線の峠(9:30)
   

林道立石宇津尾林道の分岐(9:33)

784.2m峰の山頂(10:07)
   

904.5m峰山頂(11:48)

土打と指谷の峠(13:04)
   

船山 木地屋谷展望台南面より(13:51)

木地屋谷展望台(13:52)
   

指谷山山頂(11:48)

指谷山登山口(14:39)
   
出会った草花 

ヤマタツナミソウ(山立浪草) シソ科 

ナツトウダイ(夏灯台) トウダイグサ科 

ミズタビラコ(水田平子) キュウリグサ科 
     



軌跡図 
                                                   所要時間:7時間07分、歩行距離:19.1㎞