吾妻山(あずまやま)
 
 2人 2012.10.07
休暇村「吾妻山ロッジ」(11:24/35)→池の原(11:46)→小坊主(11:49)→小彌山(12:07)→吾妻山(12:24)→南の原・大膳原分岐(12:43)→大池(12:57)→吾妻山ロッジ(13:01/26) 
 
吾妻山の花巡りに出かける。比和町森脇に入ると、吾妻山の頂稜に霧がかかって、上空は黒雲という有様。三河内越原(みつがいちおっぱら)から市道を上る。昨年は土砂崩れで不通のため、久泉原(こせんばら)、上八川(かみやこう)経由で上ったが、こっちの方が少し遠回りでも離合帯などが整備されて走り良い。ロッジに着いてみると、駐車場は満車の状態。折しも出る車があって、そこに入れさせていただく。離れたところに駐めて歩いておられる皆さんには申しわけない限りである。ロッジで「たかのりんご」をゲットして、おもむろに草原に出てみれば、ウメバチソウは花盛りで、松虫草があちこちに名残花を咲かせている。翅の破れたウラナミアカシジミがヤマラッキョウにとまって、懸命に蜜を吸っている。原池の畔では、盛りを過ぎたキセルアザミにまじってアケボノソウがひっそりと咲き、カキツバタが一輪、色を添えている。小坊主に寄り道すると、二組の家族が少し早いお昼を始めていた。小彌山(こみせん)から東を眺めやるが、あいにく猿政、毛無の山嶺は雲に遮られている。この際、池の原の草原の景色で我慢しよう。山頂に上がってみると、幾組ものグループや家族連れが、晴れることを期待して弁当を広げている。我々は写真を撮って、早々に周回コースへ下る。笹原にトリカブトが咲く1159m標高点のあたりで、とうとう降りだす。雨の中、ブナ森を逍遥し、大池の鯉に迎えられてロッジに還り、玄関先のベンチでお弁当を食べる。

アルバム

休暇村吾妻山ロッジ(11:36)

小坊主(11:49)
   

小彌山(こみせん)(12:07)

吾妻山ロッジと池の原 小彌山より(12:07)
   

吾妻山山頂(12:24)

吾妻山山頂(12:25)
 



軌跡図 
                                                   所要時間:5時間18分、歩行距離:3.54㎞ 

 出会った草花 

ツリガネニンジン(釣鐘人参) キキョウ科 

ウメバチソウ(梅鉢草) ユキノシタ科

マツムシソウ(松虫草) マツムシソウ科
     

ヤマラッキョウ(山辣韮) ユリ科 

 ヤマシロギク(山白菊) キク科

カキツバタ(杜若) アヤメ科
     

リンドウ(竜胆) リンドウ科 

キセルアザミ(煙管薊) キク科

カワラナデシコ(河原撫子) ナデシコ科
     

イブキトラノオ(伊吹虎の尾) タデ科 

トリカブト(鳥兜) キンポウゲ科

リュウノウギク(竜脳菊) キク科 
     

イヨフウロ(伊予風露) フウロソウ科

アキノキリンソウ(秋麒麟草) キク科 

センブリ(千振) リンドウ科